中小企業の資金調達方法(6)

業績悪化に伴う資金不足を解消する為に融資を受ける場合は、金融機関に「業績回復シナリオ」を説明する必要があります。

 

その際、大きく分けて(1)売上高増加型と(2)コスト削減型の2つの方向性があります。

 

売上高を伸ばして利益が出せればそれに越した事はないのですが、赤字企業は経営資源の質と量が弱く、短期間では売上高がなかなか回復しないのが実情です。また、金融機関側も経験的にそれが分かっているので、売上高増加型の業績回復シナリオを話半分で聞く傾向にあります。

 

それよりも、コスト削減による業績改善が大切です。赤字企業は殆どが丼勘定の経営をしており、無駄なコストがかなりあります。仕入れや外注などの見直しをするだけで黒字化するケースも多く、確実かつ即効性の高い経営改善です。金融機関もこちらを重視します。

 

業績回復シナリオは、(1)まずはコスト削減、(2)少しずつ売上回復、の流れで組み立てる方が実現しやすく、金融機関の納得も得やすいでしょう。

 

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